インターネット社の音楽データDL販売を試してみた件

(※この記事は大きな誤りを含んでいたため、2010/1/30に修正しました。)

ものすごい久々の日記…音ゲーマー、特撮ファンも継続していますが
いまやすっかりメインはボーカロイド界隈の人間になっております。


さて。株式会社インターネットが、音楽データのダウンロード販売を始めました。
http://www3.ssw.co.jp/dl_data/
MIDIデータとボーカロイドのデータ(VSQファイル)とオーディオデータ(wavファイル)がセットになって、一曲315円。
やさしさに包まれたなら」「泳げたいやきくん」などのメジャーなものから
何故それを…というような微妙なチョイスまでラインナップは豊富です。
まずは160曲が配信となり、今後も増えていくそうです。

でもって、このデータを使って動画を作り、youtubeニコニコ動画に投稿しても
インターネット社としては問題ないとのこと。
じゃあ、これを使えばボーカロイドで楽にカバー曲を作れるのかな?
ということでさっそく試してみました。

今のところ、支払はクレジットカードのみ対応のようです。
買いたい曲を選んでカートに入れ、決済時に入力したメールアドレスに
メールが届き、そこに書いてあるURLからダウンロードを行います。

以下はファイルの内容について説明します。何かの参考になればと思います。

MIDIデータについて

まず注意が必要なのは、MIDIデータにはボーカルのメロディーラインと
コード進行の情報が入っているだけです。
MIDIデータが手に入るなら、簡単に音源差し替えたりアレンジしたり…
というのを妄想していたのですがそんなに甘くなかったみたいです。
っていうかちゃんと説明にそう書いてあったよ。読めよ俺。

特定のDAWで読み込めばうまいこと活用できる(インターネット社ではSinger Song Writerを推奨)
ようですが、フリーソフトのDominoではメロディーしか鳴りませんでした…。

ボーカロイドデータについて

まったく調整していないべた打ちだろうと思っていたのですが、
一部にノートの前後を離す処理(滑舌改善のため?)がされていました。

DYNやOPEなどのパラメータはまったくいじられていません。(2010/1/30削除)
なぜかべロシティの数値だけ、すべて最大値になっていました。

アタックやビブラート等の設定もデフォルトのままです。
ボカロに自然に歌わせるたければ、やはり自分で手を加える必要があるでしょう。

オーディオデータについて

いわゆるカラオケのしょぼいのよりは上、生音よりは下、くらいの感じです。


とまあこんな感じで、当初勝手に勘違いしていたよりは扱いづらそうですが
ボカロでカバーを作るための入門セットとしてはそれなりに有用かと。
そのうちDLした素材を使ってカバー作って動画上げてみますよ!


以上、簡単にですがレポートでした。

気になった事(※2010/1/30追記)

VSQのパラメータですが、DYNが全て120になっていました。
さらに、俺がダウンロードした曲のVSQに関しては
2ヶ所ほどDYNを下げる調整もされていました。
また、デフォルトでは2に設定されているはずのPBSが64になっていました。
ピッチベンドをいじらなければ関係のないパラメータですが注意してください。


もうひとつ。今回購入した楽曲はテンポ142.88で設定されていたのですが、
VSQからWAVをそのまま出力して、購入したオケのオーディオデータと合わせたところ
テンポがずれてしまいました。(ボカロ側が少し早い)
VSQのテンポを142に変更したところ合うようになりました。
オケの問題かボカロエディタの問題かはわかりませんが、
小数点付きの場合は注意したほうが良いかもしれません。